好きなものを好きなだけ

日々思い付いたことをつらつらと

浮気


先日、娘を保育園に迎えに行った時、しばらく畳の部屋に座って担当の先生と、小児科や離乳食についてお話ししていました。
すると私の膝の上にいた娘が、ずりずりと離れて、先生の足元までハイハイしたかと思うと、よじよじつかまり立ちをしました。
先生は「あらー。娘ちゃん、ママがいるのに〜。」と言いました。

悲しかった。

娘が起きている時間に一緒にいる時間が長いのは先生のほう。
だから普通に考えると、先生のほうになついても仕方がない。

長い目で見ればママが1番となるんだろうけど、やっぱり悲しかった。

その夜、いつも通りお風呂に入って、いつも通り着替え中に娘がウロチョロ動くので、なかなかパジャマが着せられませんでした。
いつも通りなのに、つい、「じっとしてよ!」
と、大きい声を出してしまいました。

だって、一体どこに浮気する恋人に優しくできる人がいるでしょうか。

初めて大きい声を出した私を見た娘は、「ほ?」という形の口をして、私を見つめたまま暫く動きませんでした。
きっと彼女の脳の中ではものすごい勢いでニューロンが新しい方向に伸びて、繋がっていったんだと思います。

「この人は、大きい声を出すことがある。」
「何かを着せようとする時に?」
「なぜ?」
「そしてどうすれば?」

そんな感じなのかな。

一緒に居られる時間は、出来るだけ可愛がろう、一緒に遊ぼう。って、
そう思いましたー。